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安倍晋三雑考

どこもでも国民の支持を得られないやり方をするものです。だいたい、始まりにおいて衆議院選挙を経たわけでなく、参議院選挙を無理矢理政権選択選挙と位置づけたうえ大敗北したのに辞任することなく、いよいよ国会運営ができなくなったら体調が悪くなったから辞ーめた、という国民の理解とはかけ離れた態度は、ある意味一貫してはいますが。
こうなるまでの間に辞めるタイミングなどいくらでもありました。所信表明だけしてそこで放り投げるなど、最悪のタイミングです。
僕が仕事上関わりのある政治課題だけでも、原爆症認定基準の見直し、中国「残留孤児」に対する支援立法、割賦販売法の改正と、臨時国会での進展が大きく期待されていた問題がたくさんあります。ただし、とりわけ前二者については与党のみならず野党も一致して救済策を打ち出すことを公約していたわけですから、政治空白を作ることは党派を超えて許されないことです。官僚の抵抗を跳ね返すよう、僕たちもふんどしを締め直す必要がありそうです。
テロ特措法の問題はいいのですが。あんな、憲法違反の法律を延長する理由はありませんから(政府見解を前提にしても集団的自衛権は解釈論上許されないはず。)。延長なり新法制定なりができなければ、11月に自衛隊は駐留の法的根拠を失って撤退するということになるでしょう。

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